90年代のバンドブームでなんちゃってギターリストは多く生まれたが、挫折した人もこりゃまた多かった。
僕らの年代ってギターやってる、もしくはやってた人って異常に多いと思うんですよ。若かりし頃、物凄いバンドブームが訪れたので。
中学校に上がる頃かなぁ。あの当時、奇抜なファッションと激しい音楽でエックス(X)が猛烈な勢いでみんなの話題になりました。どこもかしこもエックス。エックスの真似して金髪にしたり、ほうきを持ってギターを弾く真似したり、授業中ドラムのスティック持ってきてるやつもいて。
で、バンドやりたいとなった時、やっぱりギターがやりたいって人も多く、僕らの世代にはなんちゃってギターリストも多かったんですよね。やってすぐにできないと投げたやつが大半、根性あるやつはもう勉強せずに練習三昧で、イングヴェィとかの高速フルピッキングを弾くやつまでいました。
で、私はというとバンドへの憧れを持ったのは、中学校からじゃなくて、むしろ高校生の頃です。中学校の時はとにかく好きな音楽を探し出すことに躍起になっていました。いわゆる収集癖。
とにかく凄いバンド、早いバンドを見つけることに毎日必死でした。ラジオのヘビーメタルシンジケート?は欠かさずチェック、BURRNっていう洋楽雑誌も毎月購入してました。
誰も知らないようなカッコいいバンドをいち早く見つけて自慢するという、今思えばちょっとずれてる中学生だったように思います。ジューダスプリーストのペインキラーなんていち早く学校にアルバムを持って行ってました。
その情熱を今思えば、ギターを弾くことに向けていれば、少しはモテたかも知れないのに。。。
なのでギターを最初に触り始めたのは高校生になってからです。親のアコースティックギターは生まれた頃からあったのですが、触ったことがなかった。何気なく眺めていたら、メタリカのnothing else matter 弾けたら渋いなと思ったのが弾き始めたきっかけです。
今思えば、最初のコピーがこの曲?って思いますけど、弾きたいと思うきっかけなんて何でもいいわけです。中学校んとき素敵なヘビメタソングを聞き続けたからこそ、今もまだギターを弾いてるのかも知れません。